2012年03月04日
小浜島いにしえを知る なかんど御嶽
小浜島の聖地で以前気になっていたのが、なかんど御嶽(ナカンドゥワン)です。
写真で見ると、鳥居はあるけれど拝殿がお墓のような造りになっていて、しかもお墓の建造物とは少し異なるように
思えました。 御嶽のようなお墓のようなミステリーにみちた聖地を訪れてみました。 集落から離れた聖地へ…。
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場所は、実家のお墓のすぐ近くと 以外と身近な場所にあるのもビックリです。
集落を出たら、穏やかな原風景を眺めながらの アップダウンの激しい坂道を汗だくながら、てくてくと歩く。
古い資料の写真で知った ミステリアスな聖地 ナカンドゥワン。いよいよリアルに見る現地到着。
鳥居をぬけたら、写真で見た建造物がありました。 長い歴史の歳月 時の流れを建造物が、いにしえ人の生きてきた
証を教えてくれるようです。
なかんど御嶽とは 下記は古い資料を抜粋。
小浜島出身の「ツカサバァ」と尊称される大阿母 南風川田於那利の墓が、お嶽として崇敬されたものである。
南風川田於那利 ウナリは、絶世の美女で 琉球 尚瀬王の侍女(妻)に召し取られて、上国した。
ご奉公を終え、大阿母(最高の神職)を授けられて、首里から40人の召使と共に帰島している。帰島後、終生を島で
暮らしたウナリの墓を王国当時は、首里から赴任した八重山蔵元駐在の高官達は、一度は必ず訪れて参詣に来る
ならわしになったと、言い伝えられる。 ウナリの身につけていた衣装や茶器は、今なお現存していて、竹富町文化財
に指定されている。
今話題の 琉球王府のストーリー テンペストに思いをはせた 長い歴史の時空を超えた聖地です。
Posted by マーメイド at 20:00│Comments(0)